嚴樫 圭司(イツカシ・ケイジ)。1969年4月15日奈良県生まれ。本業はソフトウェアエンジニア。MYU-RECORDINGSでは、アーティストとして、また制作スタッフとしても活躍。
第1作「INDIVIDUAL」から、最新作「DISCOVERY」まで全てのオムニバスアルバムへ参加。また、1994年にはテクノユニット「ULTRA 7」を結成、1stアルバムではギタープレイヤー・プロデューサーとして中心的な役割を果たす。「WATER CLOCK」の1stアルバムでは「ひみつ色の地図」の楽曲提供、同曲の作詞及びプロデュースも務める。 1998年9月、プログレッシブでサイケデリックな独自の音世界を構築した、初のソロアルバム「TENDER TONE」をリリース。2000年12月にはボーカルにKOYO(WATER CLOCK)をフィーチャーしたミニアルバム「ICARUS」、2001年8月には2ndソロアルバム「TERRA FUTURISTA」をリリース。 2003年、自身のレーベル「PSYCHEDELIC LODGE」をスタート。2003年5月、1st CD「BLISS」をPSYCHEDELIC LODGEよりリリースしている。 |
PSYCHEDELIC LODGE |
自己紹介 (音楽歴紹介!?) |
音楽に目覚めたのは高校時代、偶然耳にしたカシオペアのアルバムからでした。当時よく聴いていたのは、日本のバンドでは前出のカシオペア、浪花エキスプレス、プリズム、渡辺香津美あたり、海外ではリー・リトナー、チック・コリア、スタンリー・クラーク、パット・メセニー等々。いわゆるフュージョン小僧といった感じでしょうか。
次にハマったのがファンク。いわゆるオークランド系を聴いてました。特にスライ&ファミリーストーン、グラハム・セントラル・ステーションが好きで、ラリー・グラハムのベースには衝撃を受けました。その後ジェームス・ブラウンを経て、パーラメント一派、特にブーツィ・コリンズを中心に聴いていました。この頃は自分でもベースを弾きだした頃で、聴いていた音楽もやっぱりベースに特徴のあるアーティストが多いですね。また、ロックもこの頃から少し聴くようになりましたが、ジョー・サトリアーニ、スチューアト・ハムといったインスト系が多かったですね。
90年代に入ってハマったのが、イギリスで起こったACID JAZZブーム。70年代のジャズファンク再評価から始まったムーブメントですが、サウンドの指向がもろに重なったようで、以後しばらくは渋谷通いが続きました :-)。特にそのものずばりの名前をもつACID JAZZレーベルがお気に入りで、アナログ・CD共カタログナンバー順に揃えてました。アーティストでは、JTQ、BNH、コーデュロイ、マザーアース、サンダルス等々。また、ムーブメント自体がクラブ指向だったこともあり、このあたりからいわゆる打ち込み系のサウンドをよく聴くようになり、プレイヤーとしての指向も変わっていきました。
この頃MYU-RECORDINGSの母体であるMYU-NET上では、メンバがそれぞれ聴いたアルバムのレビューをしていましたが、ある時テクノ系をよく聴くメンバからSYSTEM7のアルバムを紹介されました。ギターとトランステクノの自然な融合にも驚きましたが、スティーブ・ヒレッジの叙情性あるサウンド、浮遊感漂うエフェクトワークに強く惹かれました。このあたりから、プログレッシブロックへの傾倒が始まりました。 今現在よく聴いているのは、マニュエル・ゲッチング、アシュ・ラ・テンペル、ゴング、メビウス、ピュルサー、コズミック・ジョーカー、キング・クリムゾン、等々。たくさんあって書ききれません。ジャーマン・エクスペリメンタル系は基本的に好きですね。あと、今まで聴いてきたジャズ・フュージョン、ソウル、 ファンクもあいかわらず好きで聴いてますね。この辺の「なんでもあり感覚」が今の自分のサウンドを作っているんじゃないかと思います。 |
98.9 Keiji Itsukashi |
"TENDER TONE" PRODUCTION NOTES #1 |
"TENDER TONE" PRODUCTION NOTES #2 |
"TENDER TONE" PRODUCTION NOTES #3 |